妊娠が確定してから、
・今後の健診について
・母子手帳と母子手帳別冊(妊婦健診受診券)の受け取りについて
・母親学級や両親学級(プレパパプレママクラス)の案内について
の説明を受けました。
そして、病院の先生にするかどうかの選択をする必要がある検査について提示されました。
今回はその内容と、実施の有無について。
血液検査の追加検査
妊娠初期における血液検査を行うのですが、希望者に対する追加検査に
・トキソプラズマ
・サイトメガロ
の検査がありました。
どちらも、妊娠中に母親が初めてかかると赤ちゃんに影響する可能性があると言われている感染症です。
トキソプラズマ
ねこの排泄物、土、生野菜、生肉などが感染源となります。
こちらは、猫を飼っていると感染のリスクが高いものです。
わが家では猫は飼っておらず可能性が低いということで検査はなしにしました。
また、土や生野菜も感染ルートとなっています。
田舎の祖母からたまに送ってもらう野菜には土がついているのでリスクはあるのですが、幼いころからその土に触れる機会が定期的にあったため「妊娠してから初めて感染」とはならないとはならないだろうと判断しました。
生肉については、妊娠中は食べるのを避けておくのが無難ですね。
あとは生野菜を食べるときはしっかり洗うとか。
サイトメガロ
感染した幼児の唾液や尿から感染します。
上の子はトイトレ中でまだおむつを使用しています。
また、風邪のときはもちろん普段でも親が飛沫を浴びる機会は多くあります。
トキソプラズマより感染の可能性が高そうだったので、検査費用も安価であったのもあり検査を受けることにしました。
NTチェック
こちらは慎重に受診の有無を考える必要があります。

NTとは
妊娠11週~13週6日までに胎児の側面から超音波で観察したときに、うなじのあたりの皮膚が浮き上がってふくらんだ形に見えるもの。
胎児の首のむくみ。
それが起こる原因として、胎児の循環のバランスが崩れたことによるものだと考えられています。
このむくみが厚いと、重大な心臓奇形やダウン症等の染色体異常がある危険性が高いといわれています。
NTチェック
染色体異常症(ダウン症候群(21トリソミー)など)の危険性を推定または発見することができる「染色体関連検査」のひとつです。
妊娠10-13週が対象となる「新生児出生前診断NIPT」、妊娠11-13週が対象となる「NTチェック」、妊娠15-21週が対象となる「母体血清マーカーテスト クアトロテスト」はスクリーニング検査(可能性が高いか低いかをふるいにかけるもの)となります。
お世話になっている病院では、出生前診断は紹介で他院で実施(実施している病院が少ないそうです)、マーカーテストは実施可能だがおすすめしないとのことでした。(35才以上だと擬陽性になることが多いため)
その後羊水検査でもって確定検査となります。
検査に対する私の考え
これは軽い気持ちでは受けるべきではないと思っていました。
もし障害が見つかったとしても、不妊治療を経て授かった我が子に対して中絶を望むことはありません。
なので障害のあるなしを妊娠中に判断する必要がありません。
そのときはそのとき、というスタンスです。
そして障害の可能性があるとわかった場合、妊娠中心配や不安が消えないだろうと思いました。
無事おなかの中で育ってくれるのか。
生まれたときはどうか。
生まれてから成長してくれるのか。
自分が育てられるのか……。
妊娠した年齢や自分の体を責めることもあるかもしれません。
通常の「所見なし」と言われる妊娠であっても、全く何も心配や不安を抱えず過ごすことは困難です。
そこに、「障害がある(かもしれない)」という情報を得ることにメリットを感じませんでした。
あるとわかるからこそ用意や心の準備ができるという考えがあるのはわかります。
障害が見つかる可能性は(確率的には)高くはないので、検査をして「ない」とお墨付きをもらい少しでも安心したいという考えがあったりもするでしょう。
私の場合は、生まれてから障害が見つかったり病気になる可能性もあるのですから、生まれたときになにかあればそのときに考えよう。
そう思いました。
【ご参考に】胎児ドック
こう述べたあとで矛盾するようですが、1人目である上の子を妊娠したときは「知りたい」欲がどうしても湧いて、「胎児ドック」というものを受けました。
内容としては「詳細な超音波検査」といったもので、妊娠時期によりみる箇所は異なるようですが、私が受けた時期的には上記のNTチェックと似ているものだと思います。
胎児ドックは、妊婦健診を受けていた病院とは別の専門の機関で受けました。
(1人目出産後に引っ越しをしており、1人目と今回とで妊婦健診を受けている病院は異なります。)
初めての妊娠で、かつ妊活をしてからほどなく妊娠できたということで嬉しかったのですが、その一方で「障害があったら育てられないのでは」と中絶の可能性を少しばかり心に置いていました。
夫も当時似たような考えでした。精神的にも金銭的にも今より余裕がなかったと思います。
何年も上の子を育てて、その後不妊治療を受けて2人目を授かった今とは「命」の実感度合いも違いました。
また、妊娠初期はつわりがある中健診のスパンが長く、赤ちゃんを実感する機会が少ないものです。
当時は純粋に「しっかり赤ちゃんをみてみたい」という思いも強かったです。
選んだのは、大阪の「ゆたかマタニティクリニック」というところでした。
結論としては、行って良かったです。
「寄り添う」ことを大事にされているところで、「検査を行う」というよりは「じっくり時間をかけて赤ちゃんをみる」ということをしてくださいました。
ホームページで紹介がありますが、プラネタリウムのようにした大きな画面で赤ちゃんをみます。
当時は夫と並んで時間をかけて「これは〇〇」と色々教えて頂きながら、目にみえる障害の可能性の有無についての説明を受けます。
ちいさなちいさな赤ちゃんの頭や手足をみている時間は神秘的なものでした。
こんなサイズなのになんだかいっちょ前にヒトっぽい姿をして一生懸命生きてるんだな、と感動を覚えます。
結果として特に問題となる箇所はなかったのですが、あの検査でもって「赤ちゃんがいるという実感」「おなかの子への愛情」「命の尊さ」がよりしっかりと芽生えたように感じました。
検査を受けるか否か問題
1人目の妊娠で胎児ドックを受けようとしたときの私も、今回NTチェックを迷わず受けないと決めた私も、同じ人間です。
検査は「絶対したほうがいい」というものではありません。
したからといって100%の確率を言ってくれるものでもありませんし、出産してから検査ではわからなかった障害が見つかることもあります。
だからこそ迷うでしょう。
1人目のときに受けた胎児ドックでもし障害が見つかっていたら、もしくはその可能性があると言われていたら、感想はまた違ったはずです。
妊娠したときの状況、自分とパートナーの(そのときの)考え方などで答えは様々に変わってくると思います。
検査に対する考え方、検査を受けたいかどうか、検査で障害の可能性が提示された場合のこと。
検査費用のことは抜きにして、色々話し合いをしてから後悔のない選択をするようにできたらいいですね。