こどもたちが、自分の選んだ本を読んで自分や娘のように楽しんでくれますように。
本が好きな方、ブックサンタという素敵な取り組みに参加して、本の楽しみを届けるのはいかがでしょう。
本のプレゼント
わが家の4才長女は絵本が好きです。
図書館によく通っていて、寝る前には絵本の読み聞かせをします。
ひらがなが読めるようになってからは自分でも勝手に読むことが増えました。
長女の知識や心の面で、絵本は大きな影響を与えています。
私はお出かけのお土産に、長女に絵本を買って帰ることがあります。
1000円くらいの金額で、とても喜んでくれて、何度も繰り返し読んでくれる。
0才のときに買った絵本も、自分でひらがなが読めるようになったからと4才になっても読んでくれています。
読み聞かせの思い出も残ります。
本の理解が深まっていったり、本を読みながら色んな質問や関連した会話をしてくれるようになったりするのを見られるのもいいですね。
絵本はいい買い物だよなぁと、私は思っています。
だからこそ、「ブックサンタ」の取り組みに惹かれました。
ブックサンタとは?
『ブックサンタ』は、NPO法人チャリティーサンタが全国の大変な境遇に置かれた子どもたちに本を贈るため2017年に書店と連携してスタートした社会貢献プロジェクトです。
公式サイトより
本を贈りたいと思った人が本を買うと、チャリティーサンタをはじめとした全国数百のNPOを通じて、子ども達へ本のプレゼントが届きます。
私が、「いい買い物をした。喜んでくれるかな」とほくほくして絵本を買う一方で、経済的困窮で「絵本は高くて贅沢品だから買えない」と考える家庭があります。
病気や被災などに苦しむこどものいる家庭もあります。
そうしたところのこどもたちに絵本を届ける取り組みが「ブックサンタ」です。
公式サイトに「お届けする保護者からの声」というものが載せられているのですが、その中に
「去年も応募しました。絵本が好きな2人はいつも図書館で絵本を借りて2週間経つと返却します。返却する際この絵本返したくないよーと言う時もありチャリティーサンタでプレゼントしてもらった絵本はずっと私のなの!と喜んでいたのでまた喜んで貰いたいと思い応募しました。」
というものがありました。
そう、図書館はお金はかかりませんが、「自分のもの」ではないのです。
わが家は定期的に図書館にいきますがそれでも絵本を買うのは、「その子のための本」を買ってあげたいから。
そうした思いは、普遍的なものでしょう。
本を、クリスマスのプレゼントとして、届ける。
その先には、わくわくや喜び、素敵な思い出があるのです。
ブックサンタの参加方法
概要
ブックサンタで本を寄付したい場合、
- リアル書店
- オンライン書店
で本を購入します。
クラウドファンディングに参加して間接的に本を寄付するという方法もあります。
そこからブックサンタの企画運営と本の管理などを行うNPO法人チャリティーサンタを通じて、
- 困窮家庭
- 児童福祉施設
- 子ども支援団体
など様々なところの子どもたち(対象は0〜18才です)へ届けられます。
また、クリスマスに間に合わないものに関しては誕生日に本を送る取り組みもあるそうです。
リアル書店で参加
取り組みに参加している書店で本を選びます。
(参加書店一覧ページはこちら)
レジで支払いをする際に「ブックサンタに参加したい」旨を伝えるだけでOKです。
選ぶ本は自由なので、「自分の思い出の本」「自分のこどものお気に入り」など、選ぶ楽しさがあります。
「好きな作家さんの本」を購入することで、推し作家さんを応援することもできます。
その本が将来のファンを生むかもしれません。
オンライン書店で参加
- ブックサンタ参加書店が近くにない
- 書店に買いに行きづらい
- どういうものを選ぶか選択肢が多くて決められない
こうした場合、ブックサンタオンライン書店があります。
運営側より厳選されたタイトルが掲載されているので、そのなかから選んで購入します。
ニーズやサポーターからの推薦、リアル書店で集まりにくい本などを考慮してタイトルが掲載されているとのことですので、これ!というタイトルが決められない場合はここから選ぶのも手です。
ベストセラーやロングセラーはリアル書店からの寄付が多いので、オンライン書店ではタイトル掲載をしていないそうです。
その他、「サンタにおまかせ」というものもあります。
事務局に選書をおまかせするコースで、その場合代金は一律1200円です(記事作成当時)。
年代(「幼児」「小学生」という区分)のみ選ぶことになります。
よりお手軽ですね。
ブックサンタにおいて、「幼児向けの絵本に寄付が集中し、小学生向けの本が不足する」という課題があるそうです。
本選びのひとつの指標として「不足しがちなもの」を考えるのもいいですね。
クラウドファンディングで参加
ブックサンタはクラウドファンディングもあります。
集まった資金は本の購入や輸送費、広報(認知度をあげていく)などにあてられるそうです。
取り組み自体を応援したいという場合は、クラウドファンディングへの参加もいい方法ですね。
その他
その他、ブックサンタに関連した支援として
- 運営費の寄付を行う
- 継続サポーターとなる
という方法もあります。
サポーターには
月1,000円の「ブックサンタサポーター」
月3,000円の「ライブラリーサポーター」
の2種類があり、特典として
- 限定グッズ
- 自分の推薦本をオンライン書店に推薦する権利(審査あり)
などがあります。
オンライン書店での手順(やってみた!)
オンライン書店は支払い手段がクレジット決済のみですので注意しましょう。
(※クラウドファンディングでは銀行振込対応が可能です。)
また、メールアドレスの記入が必要です。
Hotmail やキャリアメールだと確認メールが届かない場合があるそうなのでご注意ください。
以下、私が手続きをしたときの画面です。今回は
・わが家の本棚にもある、長女のお気に入りの絵本
・不足しがちだという小学生向けの本
の計2冊を選ぶことにしました。
長女は未就学児で小学生向けの本はどれがいいのかいまいちわからないのもあって、オンライン書店を選択。
長女がもっと大きくなったら、長女と一緒にリアル書店で長女用とブックサンタ用を選ぶというのも楽しいかもなと思ったり。
最後にオンライン書店のリンクを記載しています。
①ブックサンタオンライン書店のページに進む
ブックサンタ公式サイトにもリンクがあります。
特に会員登録などは必要ありません。
②本を検索、もしくはタイトル一覧をみる
検索はリストにあるものでないと出てこないので、年代を選んでリスト一覧をみるほうがやりやすいと思います。
一覧の先頭に「サンタにおまかせ」があります。
③「詳細をみる」で内容を確認し、カートへ
長女のお気に入りを一冊と、おまかせを一冊選びました。
「アンパンマンをさがせ!」のシリーズは何冊もあるのですが、探すキャラクターの場所はもうあらかた覚えてしまっています。
それくらいに読み込んでいる本ですね。
④追加の寄付の有無
寄付は任意で、必須ではありません。
⑤寄付者情報とメールアドレス記入
匿名を選ぶと、アドレス以外の住所などの情報を入力する必要はありません。
参加ステッカーなどを希望する場合は寄付者情報を入力します。
⑥クレジット情報を入力して決済
決済後届くメールに、寄付者限定ページのリンクが記載されています。
限定ページでは活動報告や届いた感想をみることができます。
(リアル書店で参加した場合、購入後参加ステッカーとサンクスレターがもらえますが、そこに記載があるそうです。)
おまけ 「シェアケーキ」
確認メールに他の取り組みのひとつとして「シェアケーキ」が紹介されていましたのでリンクを貼っておきます。
https://sharecake.charity-santa.com/
全国のNPOと洋菓子店が連携し、誕生日のホールケーキを困窮するこどもに届ける取り組みです。
クリスマスとともに、誕生日はこどもにとって特別な日。
その日が素敵な日になるお手伝いをしてみませんか?
ブックサンタは簡単に参加できる取り組みです。この記事でブックサンタに興味をもってくださる方がいらっしゃったら幸いです😊