新生児期を終え、里帰りも終えて家に帰りました。
ふたり暮らしをしていた夫と長女とも合流し、新生活スタートです。
この頃のトピックは、綿棒浣腸と黄昏泣きでした。
生後1ヶ月前半(生後4~5週)
授乳
母乳→1日に9-13回
ミルク→1回あたり70-100ml、1日に3-5回
おっぱいをさがしてあちこち顔を向けるというのはなくなりました。
でもまだくいつくのが下手なときもあり、機嫌が悪いと途中で口を離すこともあります。
そういうときはおっぱいがピューっと弧を描いて顔にかかり、さらに泣くという惨事に。
この、「怒りながらおっぱいを飲んで、途中で口を離す」ということがこの生後1ヶ月の間は多かったです。
- 全然出てこないじゃないの!もっとすぐほしいのに!うわぁ~°・(ノД
)・°・ ・
飲めてないのにどんどん来る!やだ!°・(ノД
)・°・
の2パターンが考えられるのですが、長女の時よりも母乳の増加が順調であり赤ちゃんが小柄で口や胃が小さいというのを鑑みると、後者な気がします。
でも最初に絞っておかないといけないほどの多量でもなく、途中で切り上げるとこっちが詰まったり滴ったりしてしまうジレンマ。
様子
顔がふくふくむちむちとして、首が隠れるようになってきました。
はきもどしもよくするので、沐浴では首のあたりをしっかり洗います。
起きているときにむーむー唸って顔を赤くさせることがよくありました。
うごうごしている見た目もあって、そういうときは「たこちゃん」と呼んでいました。
みていると大丈夫かな?とちょっと心配になりますが、ちいさめでうまれた子は発達の都合でよく唸ったりすることがあるらしいです。
メモ
里帰りから戻ったのですが、まあ荷物の多いこと!
臨月になってから赤ちゃんが新生児期を終えるまでの約2ヶ月間なので、色々いりますし増えますよね。
育児の合間に大量の荷ほどきをして整理整頓。
赤ちゃん用品を使いやすいよう整理して配置し、夫と長女のふたり暮らしでなんかごちゃついた家(自分ルールから外れていたものが増えて気になるというのもあって……。)を片付けていきます。
ここから、長女の送り迎えは夫、ごはん作りは私でほぼ固定。
まだ暑さもあって赤ちゃんを散歩に連れていくのは可哀想かなということで、産褥期なのもありますし赤ちゃんのお世話+ごはん作りをしつつその合間は体力回復に努めます。
私は今回産後の肥立がよく、里帰りから戻ってすぐ料理などしていましたが、長女のときは産褥期終わりまで里帰りをして、終日パジャマで赤ちゃんの世話だけをしていました。
ご自身の体調に合わせて、なるべく活動はセーブするようにしましょう。
でも全然外出はないのに妙におなかがすくようになっていておやつをよく食べていました。
というか、おやつが日々の楽しみでした。
それでも体重は増えず寧ろ減る(妊娠前に向かって戻る)のですから、育児は体力がいるんですね。
1度の授乳で100mlをあげるとして、その消費カロリーは約60kcalとのこと。
頻回授乳だと、なるほどおなかがすくわけです。
そこで食べ過ぎないのが、産後体重を楽に落とすポイントなんですよね。
わかってます。わかってますよ……。
生後1ヶ月後半(生後6~7週)
授乳
母乳→1日に9-13回
ミルク→1回あたり80-100ml、1日に2-4回
授乳間隔が少し空くようになりました。
しっかり寝ているときは3時間以上飲まずにいてくれるので、夜の睡眠環境が改善されてきました。
とはいえぐずぐずしているときは2時間空かずにあげることもしばしば。
様子
少し前はよくたこのように赤くなって唸りながらもぞもぞしていましたが、フスフス言いながら手足をばたばたさせることが増えました。
新生児期の眠るときの姿勢は「手はW」「足はM」になっていたのですが、それがだんだん固定ではなくなりました。
とくに足。
お肉がたくさんついてきて、首が埋まりました。
はきもどししたものがそこに吸い込まれていくので、お風呂で首元をしっかり洗います。
黄昏泣き(コリック)
この頃から悩まされたのが「黄昏泣き(コリック)」でした。
新生児期が過ぎると、徐々に夜中に起きて泣くことは少なくなる。しかし、お腹が空いた、おむつが濡れている、部屋が暑すぎる・寒すぎるなどといった、明確な原因が見当たらないにもかかわらず、機嫌よく寝付いてよく眠っていたはずの赤ん坊が夜中に起きて激しく泣く場合があり、こういった状態を指して「夜泣き」という。一晩に2度3度と泣き出す、抱いていないと泣き止まないなどといった状況が続くと、親は深く悩まされることになる。
Wikipediaの「夜泣き」より引用
同様の反応を夕方に起こす場合もあり、これは、「三箇月コリック(さんかげつコリック)」「コリック」「夕暮れ泣き(ゆうぐれなき)」「黄昏泣き(たそがれなき)」と呼ばれる。
朝は大体寝ていたのですが、特に夕方、たまに午後や夜になると急にダメになります。
おむつを替えた。
授乳はした。
暑くも寒くもない。
湿疹などもない。
でも泣く。
だっこをしていても一向に寝ず、ただ泣く。
なにがいやなんや言うてみい、と言いたくなりながらとりあえずあやすものの、延々と泣くばかり。
だっこをしてひたすらうろうろ。
時にゆらゆらさせ、時に縦にも揺らしてみる。
長女用のトランポリンに乗ってしばらく(加減して)飛んでみる。
それでも泣きやみません。
泣き止むという音楽を聴かせてみる。
食洗機や洗濯乾燥機のそばで音を聴かせてみる。
それでも泣きやみません。
というか泣き止む音楽というのがネットを探すと色々出てきますが全然効きません。個人差でしょうか。
だいたいが、数時間「泣く→ちょびっと落ちつくか寝る→泣く」のループを何度かした後に電池が切れたように急に静かになって寝て終了という形でした。
だから特にこれが効果的というのはありませんでした。
「時が経つのを辛抱強く待つ」しかなかったです。
なので黄昏泣きが始まると毎度「今からだと〇時終わりか……」とため息をついたものです。
夜10時くらいに始まると確実に日が変わるまでは確定なので、こっちが泣きたいよ……という心境。
さらに辛かったのは、黄昏泣きが夜にさしかかった場合に上の子である長女が泣き声で起きてしまうとき。
ふたりがエンエン泣く中延々とふたりをトントンする修行です。
そうしたことにならないように、寝室にいるときに黄昏泣きが発動したら可及的速やかに赤ちゃんをリビングまで連れ出すことが求められました。
しかしそれでも、そんなときに限って自然と目を覚まして「ママがいない°・(ノД`)・°・」と寝室を抜け出してくる長女。カオス。
長女がおもらしをするというバージョンもあり、体力気力を姉妹で削いできます。
なんか打ち合わせしてる??
対処法は前述のとおりありませんが、強いていえば、あやす側の心の余裕を持つこと。
焦ってるとなにか感じるのか、余計泣くことが多かったような気がします。
それに、イライラしても焦っても、好転することはありません。
どうしたって泣くんですもの。
夫と交代でだっこをして、夜中を回りそうなときは夜食を挟んだり、ときに時間を区切ってワンオペにして片方が寝るようにしたり。
「とりあえずできることはやったし休憩!」と赤ちゃんをみえるところに放置することもありました。
「ずっとワンオペ」「どっちもがしんどくて共倒れ」どちらもいけません。
夫婦ともにある程度力を抜きつつ、お互いをいたわりつつ、対処していきましょう。
黄昏泣きが長期化しそうな日に夜食に何食べるか談義をしたり、昼なら「昼コリ」夜なら「夜コリ」と渾名をつけて「今日は昼コリですか~?」とおどけてみたり。
そんなちょっとしょうもないやりとりができること、できる相手がいることでストレスが減ったりするのです。
ワンオペをせざるを得ない場合、ひとりだとストレスが増幅しやすい上に孤独感が強まるので、より一層力を抜き、安全なところに赤ちゃんを置いて積極的に休憩をとるようにしましょうね。
おなかがすくとイライラしやすいので、美味しいものをはさみましょう。
ちなみに、夜食は冷凍の焼おにぎりが好きでした。楽ですしね。
うどんもしみじみ美味しい。
ヒガシマルのうどんスープはいいぞ。
生後1ヶ月通しての様子
寝息?
寝るときにちいさく「ふぅ?んぅ?」みたいな音がずっと出ていました。
寝息?寝言?何の音……?
たまにの笑顔
まだ反射的なものですが、すこ~し笑顔を見せてくれます。
授乳のあと口が離れると、余韻を味わうように口をもむもむしてからえへ……と笑うことがあって、それがとても可愛いのです。
↑笑うのは一瞬なので、写真を撮るのが難しいです。
はきもどし
飲む量が増えて、はきもどしも頻度が増えました。
げっぷがあまり上手くなかったのもあります。
口の端から垂れる「溢乳」と、べっと出る「はきもどし」とどちらもありました。
授乳からはきもどしまでの時間の経過具合で、出したものの様子が違ってくるのが面白いです。
飲んですぐは真っ白、暫くするとカッテージチーズみたいなもろもろと透明に近い液。
↑出したあと真顔のことが多くて、シュールで面白かったです。あんまり不快じゃないんですかね。
便秘
自然に全然出してくれないので、綿棒浣腸で毎度アシストしていました。
消化のしやすさによってミルク育児より母乳育児のほうがうんちが出やすいそうなのですが、ほんと個人差ですね。
上の子との関わり
長女は赤ちゃんである次女に興味があって、ごはん中に赤ちゃんがフスフス言い出すと椅子から降りて様子を見たがったり寝ているときに触りたがったり。
里帰りから帰って暫くは全然落ちつきがありませんでした。
一方で、お母さんである私を独り占めしたい欲もあるようです。
私とこどもふたりで外出したときがあったのですが、赤ちゃんが泣いても「まだ〇〇したい!」と言って構えなくしたり、授乳室でおっぱいをあげているとしゅんとして外に出たがったり……。
保育園でも、泣いてしまうことが何度かあったようで保育士さんから聞いていました。
長女にとって可愛い妹であるとともに、大きなストレスもかかっているんですよね。
「おっぱいあげてるから今は無理」「今赤ちゃん泣いてるから待ってて」と長女のちょっとしたお願いを断ることがどうしても出て来てしまっているので、長女をしっかり甘やかす時間が必要になります。
2人以上の育児の大変で難しいところです。
こうして、「上の子よりほっとかれがちな下の子」「たくましく育つ下の子」の構図ができていくんですね……。
綿棒浣腸
赤ちゃんはうんちが自力で全然できず、「丸1日出なかったら浣腸」ということにしていました。
1ヶ月健診のときに一応確認したのですが、先生曰く「1日1回くらい出たらいいかな」「浣腸をしてもクセになる訳ではない」ということだったので粛々と。
やり方
赤ちゃん用などの、細身の綿棒を用意します。
足はM字にして固定。
綿棒の先に潤滑剤としてのオリーブオイルや保湿剤などをつけ、おしりの穴に入れてくるくるとのの字を書くように回します。
赤ちゃんが頑張って力を入れてくれるときもあるので、表情を見つつ行いましょう。
一旦綿棒を抜いたときに、色が付いていたら何度かやれば出てくるはずです。
もし出てこなくても、時間差で出てくることがあるのであまり深追いしないように注意しましょう。
赤ちゃんはすぐ足をバタバタさせてしまうので、浣腸をする係と足をおさえておく係とふたりで行うとスムーズです。
ひとりで行う場合は、おむつを替えるときのように片手で足首を持つと良いです。
行うタイミング
おなかをのの字で撫でてみたり、足を持って動かして運動させてみたりして、排泄の手助けをしてみましょう。
それでも丸1日出なかったら(わが家では運動などは効果がありませんでした)浣腸を検討しましょう。
1日出なかったら絶対駄目という訳ではありません。
月齢とともに2-3日出なくても大丈夫になったりするそうです。
赤ちゃんのおなかの張りや、機嫌がいいかどうかなどをみながら実施してください。
注意
・角度
おしりを上げて行うとやりやすくなりますが、赤ちゃんにとって苦しくないように角度に注意しましょう。
また、上げすぎるとうんちが出たときに危ないです。
・ガード
いきなりバッと勢いよく出ることがあります。
なんならおしっこも勢いよく出ることがあります。
おしりふきや替えのおむつなどでガードしつつすすめましょう。
男の子なら上におしりふきをのせておいてもいいかもしれません。
・敷物
赤ちゃんのうんちは柔らかく、流れて漏れやすいです。
浣腸で出ると量が多くなるので、念のため替えのおむつのさらに下にぞうきんなど敷いておくと安心です。
生後2ヶ月に向けて、ちょっとずつ授乳のリズムが安定して、完全母乳への道が見えてきました。
黄昏泣きには困りつつも、時が経ち成長してくれるのを待ちます。
これからどうなっていくやら。