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ブックカルテで素敵な本との出会いを。【やり方、私のカルテと実際の書店員さんの選書例!】

ブックカルテで素敵な本との出会いを

ここ最近、私のボーナスの使い途のひとつに「ブックカルテ」があります。
新しい本と出会える、楽しく素敵なお金の使い方だと思っています。是非!

ブックカルテとは

https://bookkarte.com/

↑公式ページです。

ブックカルテとは、自分にあった本を選書してもらえるというサービスです。

  1. 書店員さんを選ぶ
  2. 必要事項を記入(カルテの質問に答える)
  3. 選書リストが届く
  4. 本が届く

という流れで、約1万円分の本が届きます
(実際は選書料と送料がかかり、支払うのは計12,500円となっています

自分では選ばない本、でも面白い本との出会いをつくってくれるサービスです。

それでは、実際の流れに沿ってもう少し細かくご紹介します。

書店員さんを選ぶ

ブックカルテ公式サイトで登録をすると、書店員さんが選べるようになります。

書店員さんの写真と紹介文、「こういう分野が強み」というアイコンがついたものが並んでいます。

この一覧から選ぶもよし、
「分野(小説や絵本、エッセイなど)」
「ジャンル」
「気持ち(「わくわく」「切ない」「笑える」など)」
といった項目から積極的にマッチングをはかるもよし。

「絵本に強い」や「読みやすい本が中心」など書店員さんによって得意なジャンルや個性がさまざまなので、見ていて楽しいです。
「猫が出てくる本」をおすすめしてくださる方も。

選書の件数に制限がある書店員さんもいらっしゃるので、この点はご注意を。

必要事項を記入(カルテの質問に答える)

カルテは「マイカルテを編集」でいつでも書き込みや変更ができ、いくつも保存ができます。

私は先にゆっくりカルテを作ってから書店員さんを選んでいます。

カルテの内容としては

  • これまで読んだ中で印象に残っている本
  • 本を選ぶ基準
  • 普段の読書量や読むときのシチュエーション
  • 苦手な本のタイプ
  • 自身のこと(価値観や好きなこと、大切にしていることなど)
  • これまでの人生でうれしかったこと苦しかったこと
  • 時間とお金に余裕があればはじめてみたいこと
  • 今悩んでいること、解決したいこと
  • あなたにとって幸せとは?これだけはしないと心に決めていることは?
  • 届く本に期待する読後感

といった質問があります。
これをしっかり書くとなんとなく自分の像が見えてきます。

文字制限はありません。
それぞれ記載が必須になりますが、「とくになし」と回答するものがあっても大丈夫だと思います。
ただ、詳しく書いたほうが自分に合ったものを選んでもらえるでしょう。

例として、私のカルテをいくつか抜粋して紹介します。

・本を選ぶ基準→
読後感が良さそう(優しい、あたたかい、爽やか、ほっこり)で、テーマがあまり重かったり暗かったりしないもの。
通勤中に読むことが多く細切れになりがちなので、あまり長過ぎないもの。
小説以外だと「へぇー」とたくさん思えるようなものが好きで、文化や歴史、言語、食、動植物など色んな分野の新書を読みます。
日本と世界、日本の地方ごとの比較なども好きなテーマです。

・苦手な本のタイプ→
家でじっくり読めないのでハードカバーのページが多いものは苦手。
小説で登場人物があまりに辛い目に遭っているものや重い話・怖い話は気分が引きずられるので苦手。
スピリチュアルなものも苦手。

・幸せとは?しないと決めていること→
幸せとは:自分と自分の大切なひとが楽しく過ごせていること。美味しいものを食べたり、素敵な経験をすること。自立ができていて自分が裁量をもつお金があり、ひとりの時間が持てること。好きなもの、お気に入りのものに囲まれていること。
これはしない:ひとの気持ちを考えない、ひとを傷つける言葉や行動

・期待する読後感→
ほっこりリラックスした気持ち
優しい気持ち
なるほどーとかへぇーと思う気持ち
楽しそう、いいなぁという気持ち
お茶やお菓子をお供にして読むのにいいもの
思わずメモしたくなるような、知的好奇心をくすぐるもの

こんな感じでした。書き出していくとそれほど難しくありません!
カルテは複数作成が可能です。

選書リストが届く

登録したアドレスに、カルテを元にできた選書リストが届きます。

これを見てそれぞれに〇×をつけていきます。
つまり、リストそのままが届くわけではなくこちらで選別が可能なのです。

×の場合は理由を記載します。(「持っているから」など)
×があれば改めて新しい選書リストが届くシステムです。

私は「作者が苦手」「漫画より小説がいい」などの理由で×にしたことがあります。

でも折角の選書なので、ご縁として何度も×にはしないようにしています。
「自分からは選ばないであろう本」に出会えるのがブックカルテの醍醐味なので。

本が届く

選書リストで〇をつけたものが届きます。
リストのチェック時にわかるものの、やはり実物が届くとわくわくします。

私が特に嬉しいと思ったのは、

書店員さんのコメントやメモが見られること!

選書をお願いしたことへのお礼のほかに、
「こういう理由でこういう本を選んだ」
「この本が~だからあなたに合うと思った」
というようなことを書いて下さっているのです。

それぞれの本にメモとしてついていたり、お手紙が入っていたりと形式はさまざま。

これはあくまで書店員さんのお心遣い。
なので絶対ついてくるとは言い切れませんが、
今まで3回利用して毎回こうしたものをいただいたので、こうしたものを入れて下さる確率は高そうです。

ギフト

私はブックカルテをするほどではないなと思った方、やるにはちょっと高いかなと思った方。

ブックカルテには、「ギフト」というものがあります!

ギフトを贈る

ブックカルテの「選書してもらう」をギフトとして贈ることができます。
本好きなあの人へ、特別なプレゼントを!

ギフトのリクエスト

逆に、プレゼントしてほしい!という場合。
誕生日何がいい?と言われたときなどに。
絵本も選書してもらえるので、出産祝いでおねだりしてみるのもいいかもしれません。

ギフトの場合も、価格は同じになっています。

私の選書リスト

ここで、私が選んでいただいた本と選書して下さった書店員さんのご紹介を。
「やってみようかな」と思われた方の参考になればと思います。
※キャッチコピーとプロフィールはブックカルテ公式ページから引用しています。

カルテは何度か途中で改訂しているため、上記のカルテと選書内容でしっくりこないところがあるかもしれません。ご了承ください。

風味絶佳 佐藤亜美さん

“手に触れることのできる、想いのカタチ。”

・プロフィール
北海道で5年間、BOOKCAFEをしていました。頑張るあなた、頑張りすぎるあなた、頑張りたいあなたへ。ていねいに選ばせてください。

リスト

  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
  • 結婚のずっと前
  • ちいさなあなたへ
  • ボールのようなことば。
  • 砂漠
  • 僕の隣で勝手に幸せになってください
  • 神さまたちの遊ぶ庭
  • 彼女のこんだて帖
  • アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉
  • そして、バトンは渡された

カルテに当時「ことばに関心がある」という記載をしたことが反映されているかなという本が数冊。
小説も多く、全体的に読みやすかったです。
「ちいさなあなたへ」は、母になって読むとじんとくる絵本。
この方もお子さんがいらっしゃるということで、私のような頃を思いだし選書されたとのこと。

らくだ舎 千葉智史さん

“これからの生活を考える本 “

プロフィール
紀伊半島南端付近の山のなかで、小さな喫茶室兼本屋を営んでいます。真偽が定かでないまま溢れかえる情報、消費を煽る広告、利益ばかりを追い求める企業・・・。そうしたいまの当たり前から積極的に引いてみるような、これからの生活を考えられる「種」になるような、本を届けたいと思っています。
記念日などのかしこまった場面より、ちょっとした贈り物の方が得意かもしれません。自分に、家族に、友人に、何気なく本を贈れることは、とても素敵なことだなあと思います。

リスト

  • 気流の鳴る音
  • かしこくて勇気ある子ども
  • 言葉の贈り物
  • 逃げおくれた伴走者
  • 歌集 ひとさらい
  • はしっこに、馬といる

いちばん、自分では見つけられない本を選んで下さった印象。
リストを拝見したときにどれもわからず、どんなのがくるんだろうと思っていました。
~とカルテで書かれていたけれども」と但し書きをして選んで下さったものもあります。
プロフィール画面のご家族や長閑な本屋さんのお写真にほっこり。

Bookland Friends 河田秀人さん

“2000人選書経験あり”

プロフィール
私が選ぶのは、癒し系の小説や感動する物語、成長につながる本が多いです。他所で買った本は最後まで読めず積読になるけど、当店で買った本は最後まで読めるとおっしゃってくださいます。本が好きでたくさん読んできたという方よりは、読書が苦手とか、これから読書をはじめるという方に向いてるかもしれません。どうぞよろしくお願いします。

リスト

  • 負けるな!届け
  • 殿、恐れながらブラックでござる
  • 13歳からのアート思考
  • 生き物の死にざま はかない命の物語
  • 日本語が世界を平和にするこれだけの理由
  • イワンのばか
  • 甘夏とオリオン
  • 生命の暗号
  • 小さなできたが私を変える
  • それからはスープのことばかり考えて暮らした
  • 福に憑かれた男

この書店は、リストにある「福に憑かれた男」のモデルになっているそうです。選書経験の数の多さにびっくり。プロフィール文にあるようにとっつきやすい本が多い印象。初めての選書依頼に適した書店員さんかなと思います。通勤で読むので大きくないものをとお伝えしたのもあり文庫が多く冊数が多かったです。


以上、ブックカルテについて欠かせていただきました。

興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、是非お試しください。
おすすめです!