こどもとの生活や、思ったこと、やってみたこと。
色々楽しみ頑張りたいワーママの日々のあれこれ。
子育て

【2人目育児】【母子同室】産後入院と、上の子との話

バタバタした出産が終わりそこから一晩明けて、翌日から母子同室となりました。

以下は入院中に母子同室になってから退院日までの経過です。

●スペック

赤ちゃん:不妊治療を経て、妊娠37週、2500グラムでスピード出産にてうまれた少しせっかちな小粒ちゃん。
4才長女に続き、女の子。

長女と同じところ:やたら掛け布団を蹴る(胎動もどっちも多く大きかったです)。
長女と違うところ:おむつが濡れることに敏感。

入院2日目(生後1日目)

【ミルク】

ミルクは1回10mlスタート
その後少しずつ飲める量が増えて、夜になると1回30mlになりました。

【母乳】

最初はおっぱいにくいつく練習から。

赤ちゃんにはおっぱいを飲むための原始的な反射が備わっているといいますが、「これ大人の世話がなかったら数時間で死ぬのでは?」という拙さ。
頭の向きから誘導してあげないとおっぱいにたどり着けないし、向きが合っても咥えません。
こんな頼りない反射でいいの??

夕方になってからようやくおっぱいを咥えることができるようになりましたが、くいつきが浅くてしっかり飲めません。

この日はそもそもおっぱいを拒否することもあったので、このまま無理矢理飲ませると乳首が損傷してしまうのもあり、焦らずじっくり練習にとどめます。

【排泄】

おしっこはまだ全然量が出ません。

うんちは黒いタール状でした。
おなかにいたときのもので、胎便というそうです。

べとっとしていて、長女のときもでしたがちょっとびっくりします。

【メモ】

赤ちゃんは最初、ちょっと泣いてはスン……となるのを繰り返していました。
そこから少しずつ成長したのか、夜にはしっかり続けて泣くようになり、暗い病院の個室(消灯が早い……)でたくさんあやしました。

泣き声、鳴き声?も小動物のような感じで、ヒトというよりそこにまだ至っていない生き物のよう。
きゅうきゅうと不思議な音なんですよね。

出産直後は生々しさがありましたが、綺麗にしてもらい一晩経ってみると、肌が求肥みたいにすべすべさらさらです。
とっても気持ちいい手触り。尊い。
入院中夫が面会で赤ちゃんをそっと触ったときに、「(肌と空気の)境目がわからん」と言っていて笑いました。

うまれたての赤ちゃんの肌

↑あまりにもいい触り心地。

入院3日目(生後2日目)

【ミルク】

1回30ml程度。 
あんまり増やすと3時間以上寝ることになってしまい、栄養が足りなくなるので注意していきます。

寝てると色々やっても起きないんですよね。
そして寝て欲しくて抱っこしてるときは寝ない。

【母乳】

おっぱいを咥えるのはまだ前日より上手くなったものの、吸わずに満足してしまいます。
吸ってよ……。
とはいえ母乳の分泌もこれからといったところなので、まだまだ練習段階。

【排泄】

タール状から粒マスタード状に変化。
胎便はもう終了したようです。
急に形状も色も変わって不思議。

【メモ】

夕方から夜にかけてでちょっとおっぱい吸えたかな?という感覚がありました。
まだまだ頭を手で押さえて誘導して乳首を唇にあてて反射を促す……と色々アシストしないと吸えませんが、ちょっと進歩です。

私の体についても、授乳のあと後陣痛があったり母乳が分泌されてきてるかなという感覚があったりと、授乳ができてきている手応えを感じます。

入院4日目(生後3日目)

【ミルク】

母乳と違い飲みやすいようで、ぐびぐび飲みます。
でも母乳との兼ね合いで1回20mlくらいで収まることも。

【母乳】

長時間吸ってくれるようになってきました。
けれど飲むと眠くなるらしく(実際オキシトシンというホルモンの作用で眠くなるそうです。母子どちらも。)、うとうとしながらが多くて飲む量はかかっている時間の割には少なそうです。

おっぱいを頑張って吸ってくれると、赤ちゃんの顔にほうれい線みたいなのがつくのですが、それがとても可愛い。

【メモ】

沐浴指導を受けました。
お湯に浸かると「ほぅ……」というリラックスした表情になるのが面白くて可愛い。
首がすわっておらずぐにゃぐにゃするので、首や背中を洗うのが難しいです。

沐浴をする赤ちゃんのイラスト

入院5日目(生後4日目)

【ミルク】

だいたい授乳2回につきミルク1回、20-30mlほどのペースでした。
おっぱいが1日10-12回ほどだったのでミルクは5回程度です。

【母乳】

母乳量の測定をしてもらいました。
授乳前後で赤ちゃんの体重をはかるというやり方です。

2回行い、1回につき20グラムほど飲んでいるとわかりました。
長女のときは乳首が切れて出血してしまい搾乳して与えていたので、上手くはかれなかったのです。
それを思うと、今回はちゃんとできたと嬉しかったです。

【メモ】

赤ちゃんの健診と、聴覚および先天性代謝異常についての検査をしてもらいました。
後者は採血になるのですが、あのちっこい体のこれまたちっこい血管からとるのかと思うとすごいなあと。赤ちゃん頑張ったね。
問題はなかったようでなによりです。
※聴覚の検査は、自治体により無料の場合と有料の場合があるようです。

入院6日目(生後5日目)退院日!

【ミルク】

量は前日と同じくらい。
ペースもだいたい母乳2回につき1回です。

【母乳】

分泌が軌道にのってきたかな?という印象です。
一方でまだ飲むのは下手です。
咥えるまで全身わたわたしていて、こっちで支えて押さえて誘導してあげていかないと飲めません。

【メモ】

この日にへその緒がとれました。
ちっぽけですが、私と赤ちゃんを繋いでいた証です。
これを乾かして、病院から頂いた箱に入れて保管することになります。

この日で退院。
病院の方々には色々お世話になりました。
毎日接する看護師さんに関しては、母体の負担が大きくならないようにと気をつかって下さる場面がいくつもあり、とてもありがたかったです。
お忙しいなかありがとうございました。

実習生さんとのやりとり

長女のときもそうでしたが、看護学校の生徒さんが実習として病院に来られていて、入院中に血圧測定などに参加させてもらえないかとの打診があり、了承しました。

タイミングが合わず出産時の見学はありませんでしたが、出産翌日より血圧脈拍体温の測定などをして頂きました。
先生にあたる方と一緒に子宮の戻りもみて頂き、レアだという「戻りかけだからこそ期間限定で感触がわかる子宮」がこれだと触らせてもらいました。これかぁ……なんかコリコリする……。

勉強のためにということで出産の経過や長女のときのことなどを聞かれ、色々思い出しながら話しました。

あとは授乳の様子を見てもらいます。
そのときに先生の解説を一緒に聞きます。
「ミルクを飲んでるときに手足がきゅっと丸まっていて、全身に力入れて飲んでるね」と言われ、ほんとだと気づいたり。

ところで、授乳のときは退室するという条件付きで、今回は男性の実習生さんもいらっしゃいました。
男性の病院の先生に健診や出産であられもない姿を見られている以上私は別に見てもらってもいいかなという考えでしたが、気をつかって頂き終始授乳の見学はありませんでした。

看護師さんは圧倒的に女性が多いので、今後も授乳とかに関係するところは関わらないということなのでしょうか?産婦人科勤務に決まってからみるようになるのでしょうか。
デリケートな問題だから慎重にするんでしょうね。

学生さんは終始礼儀正しく丁寧で、接していて気持ちよかったです。
出産の経過などによって余裕がなければ無理に応じることはないと思いますが(赤ちゃんの世話とその合間に看護師さんが来られるのとであまり長く休まる時間がないんですよね)、リアルな患者に接する機会が多いほど学生さんの今後のためになるはずなので、力になれるところは頑張れたらいいなと。

うい

産後の経過がよかったのもあって、初々しい実習生さんを可愛いなーという気持ちで見ていました。
患者の状態で同じなんてことはないから、数をこなすのが大事になるんでしょうね。
色んなたくさんのひとが看護師さんになって、待遇ももっと良くなったらいいなと思います。

母子同室のこと

病院の方針により母子同室のあり方は様々だと思いますが、私がお世話になった病院は

・出産翌日から母子同室
初産だと育児に慣れるため母子同室をすすめている
経産婦は退院後すぐ上の子の世話が控えていることが多いので、回復を優先し必要に応じてナースステーションに預けたらよいというスタンス
・初産婦経産婦ともに、用事があったり夜間寝れないなどあれば預けることができる

というかたちをとっていました。

結論、私は経産婦でありナースステーションに預けて気兼ねなく適宜休んでよかったのですが、用事があるとき以外は母子同室の期間中ずっとナースステーションに預けることなく過ごしました。

長女を出産して母子同室になった初日、ぐにゃぐにゃで細く頼りない小さなわが子を抱え不安な夜を過ごしました。

今思えば可愛らしい小さな泣き声が、当時とてもプレッシャーで。
まだレパートリーのない童謡を思い出しながら暗い病院の個室の端から端を行ったり来たりして、何を考えているかわからない顔をしている赤ちゃんに話しかけてみたり。
おっぱいはまだうまく出ず、乳首は傷ついて痛く。
ミルクは間隔を空けなくてはいけないので頼れず。
抱っこはまだ下手。
赤ちゃんの呼吸が止まっていないか確認する機械の音が響きます。
どうしたらいいのだろうと、ぐるぐるぐるぐる。

途方に暮れていたとき、看護師さんが部屋に現れ、「しばらくみるので休んでくださいね」と赤ちゃんを預かりに来られました。

これで休める!と単純に喜んでベッドにころんと笑顔で転がれればどんなに良かったか。

自分が産んだ赤ちゃんなのに、きちんとあやせなかった。
これから育てていくことになるのに。

無力感に襲われたのを覚えています。

今回、赤ちゃんから4才になるまで長女を育てたあとということで、経験値とそれから来る余裕がありました。
泣き声にも、「ああ、ちょっと待っててね」と振り回されずに動ける母親になっていました。

シャワーなどの用事以外で赤ちゃんをナースステーションに預けることのないまま、日が過ぎました。
できれば預けたくないと思っていました。

今回は、あのときの自分を供養したかったのかもしれません。

もう私は強くなった。
そう思いたかったのかもしれません。

あのときの私。
辛かったね。
もう大丈夫! 
なんとかなるもんだよ。

赤ちゃんとお母さんのイラスト

長女との再会

入院中、まだ続くコロナ禍の影響により面会に制限があり、こどもの面会は不可となっていました。
(大人のみで一日ひと組、かつ時間制限も設けられていました。)

そのため、4才の長女は私が破水で入院となってから退院まで会うことができませんでした。

実家の両親から話を聞き、LINEのビデオ通話をする分には泣かずによい子にしているし楽しく過ごしているということでしたが、すぐ「ママがいい」を連発する甘えん坊なので気を張っている部分は多かろうと考えていました。  

ネットで「2人目の出産では上の子のケアが大事」とよく書かれていたので、再会のときには先に赤ちゃんを見せるのではなく、上の子に会いたかった旨を伝えようと決めてはいました。

退院の日、帰宅して扉を開けます。

長女が駆けよってきたので、赤ちゃんをそばにいた父に預けてから腕を広げ、全身で受け止めました。

この上なく嬉しそうに「ママ~!」と言う長女を力いっぱい抱きしめて、おなかが大きくなってから駄目だと長らくお預けにしていた抱っこをします。

暫くうまれたての赤ちゃんばかりを世話していたので、違いにびっくりします。

すっごい重い。
顔も体もびっくりするくらい大きい。
肌になんかハリがあってむちむちしてる。

うん。うん。

長女は、そう、こうだったな……。

荷ほどきどころか荷物をおろすのすら待ってもらえないくらいにママ、ママの嵐。
作りためていたらしいお手紙を披露され、隙あらば密着され、何度も抱っこをねだられました。

寂しい思いをさせたね。

長女だけのお母さんではなくなるけど、ふたりともになるべくたくさんの愛情をかけたいと改めて思いました。

↑入院中、お手紙などをたくさんかいてくれていました。面会時に親を経由して受け取ったものは部屋に飾り、たまに眺めてほっこりしていました。

長女の心境

「赤ちゃんがうまれる」ことは分かっていて、そのこととお姉さんになることは楽しみでいてくれていたようですが、実際うまれてみると長女の心境はそう単純ではありませんでした。

赤ちゃんへの愛情。
赤ちゃんへの嫉妬。
赤ちゃんへの興味。
色んなものが混ざっている様子。

嫉妬について。
長女は赤ちゃんを可愛いと言う一方、「自分をみてもらえない」シチュエーションは辛いと感じているようでした。

赤ちゃんが泣いていて私があやしているとき。
おっぱいをあげているとき。
こういうときは構ってもらえないと分かっていてこっちにきません。

そして、抱っこしていて赤ちゃんが大人しくなると「寝たんちゃう?」と圧力をかけてきます。
「ねてたら(ベッドに)おいて。」とも。
赤ちゃんが寝て私の手を離れたら自分の番だと主張し、その番になるとべったりと甘えるのです。

赤ちゃんが夜中に泣き、それで長女が起きたときがありました。
そしたら、赤ちゃんをあやしている間長女がずっとこっちを見ながら何度も体をバタンバタンと倒したり、私の布団を奪って転がったり。
すっごくプレッシャーをかけてきました。圧……。
赤ちゃんが寝たら、私にくっつきうっとりと目を閉じる長女。
これ、何度もあったらめっちゃ大変なやつや……。

赤ちゃんにおっぱいをあげつつ長女にトントンして寝かしつけをするのはほんと大変でした。

それでも、赤ちゃんが寝ているとなでて「かわいい」と言ったり、赤ちゃんがどれくらいになったら一緒に遊べるのか聞いてきたりと、決して赤ちゃんが敵ではないんですよね。
複数人を育てる育児の難しさを早速予感させました。

うい

赤ちゃんのお世話に関しては2人目なこともあって経験値があり結構こなせるんですが、複数人の相手となると一気に難易度があがりますね。

長女の疑問

退院したときの私へのQ&A。

Q:まだおなかが大きいけどなにがあるの?
A:お母さんも不思議に思う。赤ちゃんのためのお部屋がまだ残ってて、これからちっちゃくなってくよ、多分……。

Q:だっこはもういいの?
(再会時に抱っこしたときは気づかなかったがそういえばずっと駄目と言われてたのになと思ったらしい)
A:赤ちゃんうまれたからもういいよ。
でも重いからちょっとにしてね。(切実)

Q:(一緒にお風呂浸かれないと言ったので)なんでお風呂だめ?
A:おまたから血が出てるからごめんね。(生理はなんとなく理解してくれています。)
Q:ずっとおなじくらい?
A:今は赤ちゃんが出てきて赤ちゃんのお部屋がいらんくなったから工事中やねん。トンカンしてるうちは血が出てるからお風呂は入られへん。
その間は無理せずゆっくり休んでくださいってお医者さんから言われてんねん。(ほんとは産褥期の間ずっとゆっくりしてたいですが……。)
Q:ゆっくりやすまんかったらどうする?(〇〇ならどうする?は最近の長女のブームの言い回しです。)
A:しんどくなって長女ちゃんと遊べんくなる。
Q:いやや……😭
A:やからゆっくりお休みさせてね~。(すまんが頼むぞ……。)

4才ということもあり、なんとなくはわかってくれているようです。
ただ、「母は安静が必要」と「一緒に遊びたい」だと後者がぶっちぎりで勝つんですよね。
仕方ないです。

夫が育休を取れたので、少し一緒に過ごしてから長女と夫が家に帰り、私はもう暫く実家で休ませてもらうことに。
こうして物理的に離れないと絶対休めないので……。

長女と夫はたまに実家や義実家に行ったりしつつ、ふたり暮らしをしてもらいます。

長女の「母>>父」の状況を改善できるよう、頑張ってくれ夫。

そして、ちょっと寂しいけど頑張ってね、長女。
こっちも新生児育児頑張るよ!