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子育て

2人目不妊治療(その3)卵管造影検査・男性側検査と男女差

2人目不妊治療の話その3。

前回は初めてのタイミング療法でした。

タイミングが上手くいけば妊娠、生理が来たら次の検査としての「卵管造影検査」を行うということでした。
しかし生理が来てしまったので、検査を行うこととなりました。
今回はその卵管造影検査について。(診察6回目)

卵管造影検査

卵管造影検査とは

子宮と卵管の通り具合や癒着の有無をみるための検査です

上の図の、でんでん太鼓の玉みたいになっているところが卵巣です。卵巣にある卵胞からその外に卵子が飛び出すと、ラッパの形の卵管采から卵管を通ります。その途中で精子と出会えると受精となります。

ここが詰まってしまっていると妊娠が難しくなるので、不妊治療において行われます。

子宮の入り口から造影剤を入れてレントゲン撮影を行い検査します。

生理開始から8-10日目で排卵直前でないことが条件です。
また、事前にクラミジア検査で陰性であることが求められます。

検査前準備

検査3時間前から絶飲食です。

・検査後出血することがあるのでナプキンを用意しておきます。

・造影剤の管を下から入れっぱなしになるのでズボンでなくスカートをはいていきます。

・検査に痛みを伴う場合があるので、検査後に予定を入れないようにしておきます。

検査

・エコー検査で診察
卵管造影検査をして問題ないかの確認です。

・造影剤を入れるための管を挿入
エコー検査の態勢のまま進みます。
特に痛みはありませんでした。

・処置室へ移動
管が付いたまま歩くので不快感がありました。
テープのようなもの(直接見れなかったので曖昧です)を貼ってあるので取れることはありません。
カテーテルのように大きくないのですがいつものようにすっと動けないしちょっと恥ずかしい……

・造影剤を入れる
台の上に仰向けになり膝を立てます。
その後管から造影剤を入れます。
卵管が詰まっていればここで痛みがあるそうです。
造影剤の広がり具合で卵管の通りがいいかがわかるようで、私はスムーズと言っていただけました。
ただ無痛ではなく、軽い生理痛くらいの痛みがじわっとありました。

・レントゲン撮影
姿勢や向きは変えないまま撮影をします。

・15分ほど待機
お腹部分を動かさないようにして待機します。
特に何もできないのでぼーっとして過ごします。

・最後のレントゲン撮影
待機後にレントゲン撮影をして終了です。
管はすぐ抜いてもらえます。
出血をしていることがあるのでナプキンを付けて着がえをします。

・レントゲン写真の確認
撮影したものを確認して説明を受けました。
所見はないということでひと安心。

検査後

・食事制限はありません。

・当日シャワーはできますが入浴はできません。
性交も当日は不可です。

・抗生剤を処方されました。

・検査後は出血することがあるようですが、数日あればなくなるとのこと。
(私は生理最終日くらいの軽いものが半日ほどありました。)

検査の感想や痛みなど

卵管が詰まっていると強い痛みがあるそうですが、私の場合はそこは問題なかったようで大丈夫でした。
ただ造影剤の影響か、軽い生理痛のようなものはしばらくありました。
また、造影剤を入れる管の抜き差しでは特に痛みはありませんでした。

検査後にレントゲン写真を見せていただきましたが、がっつりしっかり映る骨盤や背骨に対して卵管の細く頼りないこと。
子宮と卵管の継ぎ目のあたりは太さが1㎜程度なのだそうです。
卵巣や卵管は骨で固定されている訳でもないですし、これは詰まるのも不思議じゃないなという印象です。

次回以降の流れ

検査は一旦終了なので、次回以降はまた「卵胞状態の確認→タイミング療法」の流れになります。

また、当人の希望や症状、年齢などを考慮してタイミング療法をどれくらい続け次のステップ(人工授精)に進むかを決めていきます。

現時点では、早めに次のステップと進んでいって1年などの区切りでどういう結果になっても終わりにしようと考えていますが、その気持ちがずっと続くかは未知数です。
妊娠が成立しても流産死産の可能性もありますし、そうなった場合はまた考えが変わるかもしれません。

卵管造影検査のあとは卵管の通りが良くなるため少し妊娠の確率があがる可能性があるそうなので、それに期待をして次に進んでいきたいと思います。

男性側のこと

精液検査

女性の排卵後や生理中など、妊娠の可能性のないときに男性は精液検査を行います
夫は私の卵管造影検査の少し前に行いました。

病院で採取をするか、カップをもらって持ち込みの形になります。
今回は持ち込みを選びました(仕事を休まずにできるため)。
その場合は、事前予約のうえ採取してからすぐに持ち込みしなければいけません。

我が家では土曜の朝、私が娘を鉢の水やりなどで外に連れ出している間に頑張ってもらいました。

その後病院でみてもらいます。
結果としては、妊娠において問題はないが動いていないものの割合が少し高いかもとのこと。
(余談ですが、活発に動くもののくるくる回るだけの子もいたりするらしいです。精子界でもちょっと残念な子っているもんなんですね。)

人工授精になるとそうしたものの選別がなされる形になるため、早めに人工授精に移行するのも手かもしれないということでした。

男女の検査の差

夫の検査は上記の精液検査で終了です。

私はこのあとも卵胞確認のために何度も診察に赴き、そのための時間を捻出し、必要に応じて娘を連れていき待ち時間でぐずらないように気をつかう必要があります。

ところで私の身近に体外受精で子供を授かったひとがいます。

不妊治療においての先輩になるわけです。

ある日不妊治療について話していて、男女の負担の差の話題が出てきました。

「男のひとは出すだけでいいな。」

男女間の、しなければならないことの差、体の負担の差。
仕事への影響や、そのときに周りに気を遣ったり迷惑をかけてしまう程度の差。

不公平感は拭えません。

さらに上手く妊娠できたあとも、つわりや妊娠中の不調、出産の痛みも女性側が背負うのです。

彼女は不妊治療中、旦那さんと揉めたことがあると言っていました。

意識の差やそれに起因する苛立ちからだそうです。

私もひとごとではないなと思いました。

その晩、夫とその話題を話しました。 

そして夫が真面目な顔をして言ったのは、

「思ってても、出すだけとかは言わんとってほしい。」

ということ。

男性側はそれだけでいい」のですが、一方で「それだけしかできることがない」のです。

それを責められるのは辛いと。

確かにそうです。

男性側が明らかに女性側を軽んじたり、女性側の負担を考えないのは問題です。

けれど反対に、女性側が男性側のことを考えないのも問題です。

男性側でできることも色々あるでしょう。

難しいことではありますが、それをどうするかをお互いに考えて共有できるようにしていかないとなと感じました。